理屈上手の商い下手

例えば、アナリストが過去の相場を分析したもっともらしい理屈を聞くと、まるでこの人には相場の行方が全て見えていたかのように聞こえますが、実際はもちろんそんな事はありません。
それはあくまで後付けの理屈であって、先の見えない値動きを理屈で予測するのは至難の業です。

アナリストは理由のわからない相場の値動きにもなにかしら理屈をつけるのが仕事の一つですが、投資家の中にもアナリストさながら、理屈の好きな人が多いです。
しかし、そういった理屈上手の人ほど、決まって実際の投資成績は奮わないもの。

相場を勉強し、分析して知識を蓄えるのは良いことですが、相場をわかったつもりになって自分の理屈で収めようというのは無理な話です。

理屈上手になり、相場の動きを全て自分の理屈で片付けてしまうようになると、自分の理屈に合わない動きをした時に、「相場のほうが間違っている」という典型的な負け組の考えに行き着いてしまいます。

「相場は相場に聞け」という言葉もあるように、相場の世界は理屈では割り切れない、何事も起こり得る、という事実に、常に対応出来る柔軟さを持たなければなりません。

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